How to disable the F1 key in Excel
このページでは,Microsoft Excel で F1キーを無効化する方法について,解説しています.
はじめに
WindowsのMS Excelでは,F1キーにヘルプのショートカットが割り当てられています.しかし,文字入力をする際はF2キーを多用するため,誤ってF1キーを押してしまうことも多く意図せずヘルプが起動してしまいます.Microsoft の TechNet 等に, 高度なポリシーの処理 [1] Office 2013 でグループ ポリシーを使用してユーザー インターフェイス項目とショートカット キーを無効にする [2] が載っていますので,これらをもとにF1キーを無効にする方法を考えました.
システムファイルを操作しますので,システムに重大な損傷を加える可能性があります.御自身の責任で実行してください.
手順
レジストリエディタの起動
スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から“regedit”と打ち込み,OK ボタンを押します.その後,以下のキーを表示します.
※ 上記キーが存在しない場合は,メニューの「編集」―「新規」―「キー」で順に作成していきます.
※ <バージョン>には,Officeのバージョンに応じた名称が入ります.
Office | キー名称 |
---|---|
2016 | 16.0 |
2013 | 15.0 |
2010 | 14.0 |
2007 | 12.0 |
2003 | 11.0 |
文字列値の追加
メニューの「編集」―「新規」―「文字列値」を実行します.名前は適当に付けます(例:F1key).
値の修正
作成したキーの右クリックメニューから「修正」を選択し,「値のデータ」を「112,0」に変更します.
レジストリエディタの終了
レジストリエディタを終了します.
これだけで特に再起動をしなくても,F1キーを無効にすることができました.元に戻す場合は,作成したキーを削除します.
参考
[1] Microsoft Office : 高度なポリシーの処理, Microsoft
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc389839.aspx
[2] Office 2013 でグループ ポリシーを使用してユーザー インターフェイス項目とショートカット キーを無効にする, Microsoft, December 16, 2016
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179143.aspx